カレーに使われるスパイス カレーのおいしさの決め手は、なんといってもスパイスです。スパイスの種類やブレンドの仕方、使い方によって、全く違うおいしさのカレーができます。

スパイスの基本作用は大きく分けて、“香り付けや臭み消しの作用”“辛味付けの作用”“色付けの作用”の3つに分けられます。目的にあった種類を選ぶことと、使いすぎないことがスパイスを使うときの秘訣です。
基本の4種類は、クミン、コリアンダー、ターメリック、赤唐辛子です。それにカルダモンやシナモン、ニンニク、ショウガを加えて、最後にガラムマサラをひとふりすると、本場の味に近づきます。もちろん、おいしいカレーをつくるコツは、まず、タマネギをよく炒めることにつきます。

基本スパイス
ガラムマサラ

ガラムマサラはヒンズー語で辛い混合物という意味。ガラムは辛いこと、マサラはスパイスの混合物を意味します。
辛みのスパイスとその他のスパイスをブレンドしたも のをいい、インドでは、各家庭で独自の方法でブレンドしたスパイスを使って料理をします。
ガラムマサラ

クミン コリアンダー 赤唐辛子 ターメリック
カレーの代表的なスパイス。クミンを入れないカレーはホップが入っていないビールのようなもの。 主に香り付けに使われ、肉の臭みを消し、塩味にまるみを与え、甘みを引き立てる。 カレーの辛みの主成分。 カレーの黄色をつける
スパイス。

横濱カレーミュージアムおすすめのガラムマサラ
 クミン  50g
 黒胡椒  25g
 クローブ  3g
 カルダモン  5g
 シナモン  3g
 ローレル  1枚(すりつぶして粉末状にしておいたもの)

もっとカレーをおいしくするスパイス
シナモン カルダモン クローブ
辛みをソフトに感じさせ味全体に深みをつける。 香りづけと肉の臭みとりに少量用いる。 食欲を増進させる働きと、カレーのスパイスの引き締め役となる。

黒・白胡椒 ナツメグ フェネグリーク
特有の風味を出すことができる。 甘い刺激のある香りとほろ苦さ。 苦みとほのかな香り。



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