レトルトカレー博物館


 長崎は海の玄関。実際にここからスパイスが輸入されていたこともあって、カレーの日本伝来にも一役も二役も担っている場所である。そのためか、味としては割とオーソドックスでありながら『玄関』を意識した商品が並ぶ。『出島カリー』『空港限定長崎カレー』などがそれである。とはいえ、この九州沖縄地域のレトルトカレーは多彩さを極めている。まずは、各種の肉が出揃っているのが特徴のひとつ。福岡の地鶏、鹿児島の南州黒豚、宮崎の都城和牛、大分の豊後牛などなど、バランス良く様々な肉のカレーが楽しめる。  最大のバラエティの豊かさを誇るのは、沖縄のレトルトカレーラインナップである。『ゴーヤカレー』は独特の苦味に特徴があり、『ソーキカレー』は肉の旨みがたっぷり。『イカスミカレー』はその名の通り黒いカレー。『アガリスクカレー』は体にいいヘルシーな一品。『ウコンカレー』はターメリック(=ウコン)をたっぷりと使った名産地の沖縄ならではのものだ。沖縄料理自体、奥が深く知られざる味がまだまだたくさん存在する。そんな中、今後最も商品化を期待しているのが泡盛のカレーだ。なぜなら九州地区には『アルコール+カレー』という独特の文化があるからだ。その代表格が長崎県の『雲仙旅の麦酒カレー』。ビールを煮込んでカレーにした唯一無二の商品である。このほか、宮崎県には具材をワインで煮込んだカレーもある。このジャンルは使用するアルコールによって様々な味が楽しめそうで、新商品の登場に期待が高まってしまう。鹿児島県の焼酎で作ったカレーも食べてみたい。むぎ焼酎、いも焼酎、こめ焼酎、黒糖焼酎など様々な味がラインナップされたら食べ比べができて楽しそうだ。また『ラーメンスープ+カレー』の商品化も待ち遠しい。豚骨カレーである。豚骨スープとスパイスの相性は抜群。博多豚骨カレー、熊本豚骨カレーなど、濃厚で旨みたっぷりの味が容易に想像できるから、九州のカレーの新名物になるに違いないと思うのだが・・・・・・。

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